格闘技は面白いが面白さを理解するまでが大変って話。
6月20日(月曜日)
【デリヘルタウン版はこちら】
皆様ごきげんよう。
昨日はTHE MATCHで大盛り上がり。
本来ならあれについてあーだのこーだの書きたい気持ちはありましたが絶対間に合わん。YouTuberの人達ってほんと凄いですよね、さっき見た内容を即喋る、までは出来るとしても編集してるんでしょ?鬼過ぎますスピードが。
ブログってのもネタがポンと出てこない時はずーーーっと出てこないこんです。ふと、あ!このネタで書こう!と思ってもすぐその場でいつでもブログを書ける環境じゃないと、、、次の日には完全に忘れます。なので思いついた時に短縮ワード的にメモ帳に書いておきます。当然、昨日のTHE MATCHもメモってます。で時間ある時にとのネタ帳から抜粋して書く、という工程なんですがこれも何かをやりながらの合間で書くので、途中で頭ショートして先に進まず消して新たに書き直してまたショートして消してまた書いて消しての繰り返し、で生き残ってたやつを今回あげようと。日が空くと腰も重くもなりますな。
日が
日がといえば
日が大吾。
じゃない比嘉大吾。
ですよね。
比嘉大吾といえば沖縄出身のプロボクサーで元世界フライ級世界チャンピョンであり、プロデビュー戦から15戦連続KOという日本タイ記録を持つハードパンチャーです。
がしかし3度目の防衛戦で計量オーバー(その試合で決められた体重を超えちゃうこと)により試合消滅&王座剥奪というジェットコースターの頂点と言っていい富士急の『FUJIYAMA
』並みの破天荒な経歴を持つ、色んな意味でスペシャルなボクサーです。
でその比嘉大吾をエキシビジョン(練習試合)とはいえ圧倒的な力の差でねじ伏せたボクサーがそういえす井上尚弥です。
ここでなぜ超スーパーウルトラメガエキセントリックアバンギャルドジーザスクライストボクサー・井上尚弥
の名前を比嘉大吾のエキシビジョンに並べて出したかというと、このエキシビジョンにこそ、井上選手の強さの秘密が隠されてたと思うからです。もちろんこれで全部ではないですが、井上選手の強さのベースとなるものがこの試合で見れます。
ボクシングをはじめとする格闘技とは残酷です。相手をぶっ飛ばした方が勝ち!なんてルールはなんとも純粋に野蛮といえば野蛮ですから、当然嫌いな人もいるでしょう。だからあまり暴力的になり過ぎないように、スポーツと位置づけてグローブ着用したりルールも設定されたわけで。確かに恨みつらみで相手と殴り合うわけじゃないし危ないよね普通に。昔なんか素手で単純にぶん殴り合ってたので。中には今でもボクシングはスポーツだ!格闘技だ!いやただの暴力だ!との賛否もあったり。
まぁここではわかりやすくボクシング=格闘技と定義します。
なぜかとゆーとこんな感じ↓
スポーツ=ポイント勝負
格闘技=誰が強いか
これで判断してください。
でもって話は戻り我が日本の至宝、井上尚弥様の何が凄いのか。
何が強いのか。
井上尚弥?
まず簡単に答えサクッと言っちゃうとズバリ、距離感の把握。ボクシングはさっき言った通り相手をぶっ飛ばした方が勝ち!なのに間違いはありません。じゃあどうすれば相手をぶっ飛ばせるのか?どうすればぶっ飛ばされないのか?極論この2つがポイントとなりますほんとにザックリ言うとね。
なのでこの2つを突き詰めたうえでボクシングの極意とは。
これ言うは易く。
自分は殴られないで相手を殴る。
とこのよーにバカなんじゃねーかくらい簡単な言葉になってしまいます。だってほんとなんだもん。でもそう、わかります、言うは易くの続きは行うは難し。口で言うのは簡単だけどやるのは難しいわけです。野球だってピッチャーの投げた球全部ホームラン打てば勝てるじゃん!って言ってるのと同じですよね。
だがしかし。井上尚弥様はこれを限りなくリアルに体現出来ている。マジで。さっきの比嘉大吾戦で見せた井上尚弥様の動きはまさにこれ。フットワークや足を置く位置を少しずつ調整しながら動き、常に相手のパンチを100%の威力でもらわない位置にいる。かつ自分のパンチが限りなく100%伝わる距離感を保ちながら。とか言いながら僕自身も自分でこの凄さに気づいたわけはなく、たまたま見た元世界チャンプの内山高志さんがYouTubeで解説してたのを聞いて、なるほどぉぉぉ!と思ったわけです。
実際に比嘉大吾戦を見てみると、試合中に比嘉選手が井上選手をロープ際に追い込んで至近距離でパンチ打ちまくるんですがまるで当たらない。あれは何故んなんだと思いながら見てたんですが、そうゆうことでした。
嘘みたいですがこれこそがモンスターなんだと思います。事実、井上選手は試合の序盤でジャブを出しながら相手との距離を測り、相手のパンチの出し方や癖と距離感をも計るって言ってました。まさにこれです。これ計測されちゃうと自分のパンチは井上選手には当たらんし、当たってもなかなか100%のヒットは出来ないわけです。当たり前だしわかってても普通出来ないことを、実は実際にやってるとゆー。見た目には言われないとなかなかわからないこの技術、本当にバケモンです。
しかし悲しいかな、こんな凄い井上尚弥様を聞いたことあるー!ボクシングの人?あ、わかったダウンタウンのTVで出てたあのイケメンの強い人だ!とか街角アンケートではこんな答えが多数出るでしょうボクシング興味ない人からしたら仕方ないよね。サッカーに興味ない人に対してクリスティアーノ・ロナウドのアンケートしたとしてもおんなじような答えが出るでしょうなSOよTVの街頭インタビューに出てくる日本の街角なんてもんはそーゆーところよジーザス。
ここよ問題は。
ここが日本でボクシングとか格闘技の認知度が上がらない最大のファクトであると言えます。砕いて言うとボクシング超強ぇ井上尚弥が実は母国日本で思ったより知られてないし強ささえ知られてない、、、という事実。
例えばキャバクラで井上尚弥様の話をしても、仕事出来る子は予備知識として頭に入れてるけどそうじゃない子はやっぱり開口1番『えよく知らなーいなんか聞いたことあるけど誰だっけー?』と言います。
は?左ジャブから右フェイントの左レバーぶち込んだろかとボクシングファンは思うでしょうやったらだめよ暴力ダメゼッタイ。
仕方がありませんこれは。ボクシングという格闘技がなんなのか?そもそも相手をぶん殴って倒した奴がすげー、とかいうシンプルに暴力が嫌いな人からしたらボクシングはじめ格闘技を好きになれるはずもないですから。
がしかしばっど。
格闘技全般にもいえますがボクシングというものは確かに相手をぶん殴って最後に立ってた方が勝ち、という単純ルール解釈もありますがそこに至るまでの過程が大事で面白いもんなんだと言いたい。
これって野球でもサッカーでも、または将棋でも同じなんじゃないか?勝ちに至るまでの過程が何重にもなって最終的に勝ちに至る。野球ならピッチャーが三振を取るまでの配球とか、バッターがホームラン打つまでのボールの選び方とかが過程。サッカーなら得点シーンに至るまでの全体の流れやオフ・ザ・ボール(ボールを持っていない)選手の動きやアシストが過程。将棋はそのまま、王手までの駒の運び方と相手の手の読み方が過程です。
ボクシングで言えば、例えばYouTubeなんかで有名なプロボクサーのフィニッシュ(相手を倒した瞬間)のダイジェストが沢山出てきます。あれはそのボクサーが単純に相手を倒すシーンばかりなので、そこに至る過程が丸ごとゴッソリ抜けてるわけです。だからあのダイジェストだけ見ても、その選手がどう強いのか凄いのかまるでわかりません。どうすればいいか、というとこれは好きではない人からしたら面倒ですが試合全部見るしかない。
当たり前の話かい!っと言われるでしょうがでもこれって仕方ない事で、野球にしたって試合の三振のシーンと得点シーンだけ見たところで勝利チームの何が凄いとか全くわからないのと同じです。
ただ、最近はYouTubeも進化していてダイジェストだけではなく、その選手のどこが凄いのかを詳しくわかりやすく解説してたりします。これは野球やサッカーも同じくです。元野球選手や元サッカー選手など、みんな自分の専門知識をもって僕らに色々教えてくれます。が、わかりやすい人もいれば逆にまるで何を言ってるのかわからん!ってのも正直あります。
そこで僕がボクシングファンとしておすすめしたいYouTubeチャンネルがこちらになります。
ともう1つ
『格闘キャスト』
この2つのチャンネルは2人の兄弟がやってるチャンネルなんですが、何しろ知識が深い&わかりやすい。このチャンネルではボクシングに限らず総合格闘技、キックボクシングについても知識が深い2人が話しているので、好きな人は見てて絶対に飽きないです。
特に僕がこのチャンネルのいいところ、好きなところとしては有識者レベルの知識量なのにただのファン目線で話すところでしょうか。もちろん、試合分析なんかは特筆すべきクオリティでプロが見ても頷ける内容になってますが、試合予想や試合後の感想動画なんかでは、僕らファンと同じファン目線で思ったことをそのまま話してるところがめちゃめちゃ共感出来ます。それこそ友達同士で試合見に行った帰りの居酒屋レベルの話したりとか。
本当にガチガチに好きであればプロ目線の話など、専門用語ばっかり出てくる専門チャンネルを見るのもいいと思うんですが、このチャンネルは適度に同じファン目線で話してくれるところがわかりやすさに繋がってる気がします。
皆さんも自分の好きな分野で好みのチャンネルなどあると思いますが、宜しければこのチャンネル見て少しでも格闘技に興味持ってくれてら嬉しいなと思います。
そんなわけで今日も宜しくお願い致します。
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